この2作品の共通点
- 恋愛に人生を賭ける主人公
- 周囲の環境
- 結局一番最初の恋人が良いと言う結論
- 何時読んでも色あせない文体
ただハッピーマニア主人公(重田加代子)と嫌われ松子の一生主人公(川尻松子)の大きな違いは
どん底から這い上がるパワーの有無
シゲカヨは
「転んでも泣かない。転んだ事を忘れ、突き進む。自分の幸せは自分が追い求める恋人を見つける。自らの意思でいばら道へ進む」
一方、松子はと言うと
「転んだら自力で立ち上がれない。男に起こして貰い、また転ぶ。自分を求める人をさがし続け、結果転落してしまう」
パワーの有無だけで全く逆の道へ進んでしまうと言う事。
恋愛での幸せが自分ありきか、相手が全てかと言う点が「どん底から這い上がるパワー」の差なのだろうと。